クレジットカードのポイントプログラムは、なぜこれほどまでに複雑で難解なのでしょうか? ウェブサイトなどで調べようにも、記載されている場所がわかりづらかったり、文字が多すぎて全部読む気にならなかったり…。 結果、ポイントプログラムのメリットを最大限に生かし切れていない方も少なくありません。

今回は、ポイントプログラムが複雑で難解な理由について述べていきたいと思います。

結果的に複雑になってしまった

ひとつはクレジットカード会社が意図せず複雑になっていってしまったケース。

カード会社がポイントプログラムを設計する際は、様々な利用シーンを想定し「最大この程度の負担額が生じ、この程度の利益が見込める」という仮説をたてます。 すべての利用者が想定の範囲内で行動してくれれば問題が生じることはありませんが、予想の斜め上の使い方をする利用者が必ず出てきます。 記憶に新しいところでは「nanacoの永久機関」なんてものもありましたね。

そして、ポイント還元率を高めるための裏ワザ的な手法が編み出されると、それはネット上でじりじり共有されていき、ある時点で一気に拡散します。 ネタを入手したブロガーがアクセス稼ぎのために裏ワザを記事にし、それを読んだ方が記事をツイートして各方面にシェアされるといった流れです。

裏ワザを開発した方だけがこっそりと行っているだけならともかく、こうなるとカード会社も大損害を受けることになるため対策せざるを得なくなります。 とはいえ、ポイントプログラム自体を抜本的に見直している時間はないため、とりあえずその穴を防ぐための応急処置的な条件や制限の追加を行います。

このような「つぎはぎ」を重ねていくうちに、複雑で難解なポイントプログラムが形成されていったという訳です。

カード会社側があえて複雑にしている

もうひとつは、クレジットカード会社があえて複雑な仕組みにしているケース。 高還元率の恩恵をあずかりたければ、こちらの思い描く「理想の顧客」になれってパターンですね。

よくある条件とそれに対するカード会社の思惑は、下記のようなものが挙げられます。
◆Web明細に登録:紙の利用明細は面倒でコストがかかるから遠慮しろ。
◆支払いはリボで:ポイント付けてやるから金利手数料をよこせ。
◆指定ショップの利用:うちにマージンが入るECサイトで使うようにしろ。

企業が利益を追求するのは当然のことですが、このように考えると様々な条件が付いたクレジットカードは使いたくなくなりますよね。

裏側を把握した上で利用するのがベター

さて、上の話を聞いて、このような条件付きのクレジットカードは「いやらしいから使いたくない」と考えるのも当然ですが、場合によっては「カード会社の思惑通りには使わない」の方が賢い選択の場合もあります。 例えば、高還元率のリボ払い専用クレジットカードは、上手く使えば利用者にとって大きなメリットをもたらします。

リボ払い専用クレジットカードの代表格は「P-one Wiz(ピー・ワン・ウィズ)」。 請求金額が毎月1%割引になるのに加え、ショッピング利用に対しても0.5%のポイントが付与されるという特徴を持ちます。つまり還元率は合算で1.5%になります。

初期の支払方法はリボ払いに設定されていますが、それを一括払いに変更するだけでOK。金利手数料を負担することなく高還元率の恩恵だけを享受できます。 ちょっとした手間をかければ非常にお得なカードとして利用できるのですから、使わない手はないですよね。

このように、カード会社の意図を理解していれば、それを掻い潜りメリットだけを上手く利用することもできるようになります。 複雑でよくわからないからと思考停止になるのではなく、ネット上の情報などをしっかりチェックした上でお得なクレジットカードを選ぶようにしましょう。